精神医学者ダイソン博士は、最新の研究成果を国際心理学学会で発表する。
それは歌と踊りでしか自分を表現できない不思議な青年の治療の記録。
生まれつき、メロディに乗せてしか話すことができないターロウは、学校での自己紹介も、クラブ活動のバスケットも、そして職場でも、いつでもどこでも歌い、踊りだす。
彼がひとたび歌い出すと、人々もつられて歌ってしまうのだった。
「言葉が歌になる」彼は普通に仕事につくことができず、社会からはじかれてしまう。しかし、ある事件をきっかけにターロウは世間の注目を浴び、一躍人気者となる。テレビに雑誌と活躍するターロウだが、どんな不幸な出来事も明るく歌にしてしまう彼を世間は一転、奇異の目で見るように…。